治療方法の原点

私たちの身の回りには、色々と便利な道具がある。

例えば・・・スマホ！数年前までは、ボタンを押して操作をしていたが、画面をタッチすれば操作できる仕組みになっている！これは体内の微量な電流を感知するセンサーがついているために可能になっている。

また人の指は、すごく良いセンサーがついているのをご存知でしょうか？指先には小さなセンサーが約17000個ついており、ここから情報を受け取り、情報処理を巧みに行うことで、細かな動きを可能にしている。

例えば・・・ＴＶ番組でやっていた「箱の中身はなんだろな？」

これは、挑戦者が何が入ってるかわからない箱に手をいれて

指の感覚と今までの経験をもって、イメージをふくらまして中身を当てるゲームであり、挑戦者はドキドキ！！見てる方は、すごく楽しめるゲームである。

よく考えたら、この原理って治療に似ています！

私たちは、解剖学や整形外科学、病理学や柔道整復学を学び、知識を得て

視診（見て）、触診（触って）、徒手検査（筋や関節を動かし、どの筋を損傷しているか確認）によって

症状を確認し、治療ポイントを確定し、指先の感覚で組織の変化を感じる。

まとめると、指の感覚と今までの経験をもって、このように治療すればこのような結果がでるだろう。とイメージし、計算しています。

そして、「箱の中身はなんだろな？」ゲームと違うのは、触ったら変化するということです。

筋や筋膜、靭帯など軟部組織は、触ると変化します。その変化した組織を指先で感じます。

マッサージのように強く筋肉を押すと、この”組織変化の感覚”がわかりません。

もう一度　（笑）

マッサージのように強く筋肉を押すと、この”組織変化の感覚”がわかりません。

どのように組織が変化して、正常状態に戻せるか。これがニシノ式治療技術の根本だと思います。

“押すのではなく、指を組織の上におく。指先をセンサーにしなさい”

「え！？嘘のようによくなった？どうして？？」

この言葉をもっと聞けるよう日々、身体の痛みを取り除く挑戦者として精進します（＾＾）

伊藤