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スポーツ障害 14,009 ビュー

症状事例:手首の痛み

24歳女性の患者様

重たい荷物を持ち上げようとしたときに突然右手首に痛みが走り、
その後、物を持ったり手をついたりすると痛みで支えがきかなくなり来院されました。

初診時、右手関節背部に腫脹、熱感があり炎症反応が顕著に現れていました。
また、遠位橈尺関節部の離開と組織拘縮が触知でき、とくに背側橈骨尺骨靭帯、背側橈骨手根靭帯部に圧痛がありました。

治療内容
高周波電気治療、アイシングにより疼痛、組織炎症軽減。
手関節部矯正による関節アライメントの修正。
手技療法による筋・筋膜バランスの調整。
その後、包帯固定により患部の安静保持。

プライトンを使用し、手関節の動きを制限させることで患部をより安定させます。

今回の症例ケースでは、治療をしていくうちに、
患者様が学生時代にソフトボールのピッチャーをしていて、投げる際によく手首を返すことで球に回転をかけていたということがわかりました。
その時に繰り返しの外力が加わったことで手関節部に負荷が生じ、靭帯に微細な損傷を起こしていたものと考えられます。
それが今回、重い物を持ったことがきっかけで支えきれずに痛みになってしまったと考えます。

手関節には非常に多くの関節部があるため複雑な動きを可能としていますが、様々な靭帯によってその安定性が保たれています。
しかし、スポーツなどで連続的な負荷がかかったり、転倒したりして手首を捻挫した後に適切な治療を怠ったりしてしまうと
靭帯組織が不安定なものになり、柔軟性を損なってしまう恐れがあります。
この状態をそのままに放置してしまうと、将来必ず何かのきっかけで手首の痛みが再発します。

靭帯は血流が乏しいため、一度損傷すると完全な修復が難しいとされています。
ですので、負傷してしまったときの最初の固定をしっかりとし、安静保持することがとくに大切になります。
もちろんその後のリハビリによる機能回復や柔軟性回復も重要になります。

当院では、独自の包帯技術による患部の固定には絶対の自信があります。
負傷部位をしっかりと安静保持させ、炎症が治まってからは手技による患部の柔軟性を高め、早期回復を図ります。

過去に手首を痛めてそのまま治療せずに放置してしまっている方、
何度も痛めて治ってを繰り返している方は
この先も再び痛めてしまう恐れがあるため、そうなる前にぜひ一度ご相談ください。

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